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 ●コラム:文章が嫌い4(嫌い・嫌い・嫌い)      かくだよしあき
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  あれが嫌い。
  これが嫌い。
  あいつが嫌い。

  嫌い・嫌い・嫌い

  自分の嫌いなこと許せない事を叫んでみる。
  理性も知性も捨てて大声で悪口を言ってみる。

  嫌なこと、許せないこと、嫌いなあいつの事。
  大嫌いなあいつの嫌なところを全部を皮肉って熬ってみる。

  徹底的にののしって、嫌いなことを全部吐き出してみる。

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  気がつくと人のことを熬ったつもりが、
  実は自分の気にしていることを叫んでしまっている。

  あいつの中の嫌なことのはずなのに
  自分の中の、嫌なところを叫んでしまっている。

  自分が一番気にしていることを叫んでしまっている。

  そして、自分の弱いところが見えてくる。
  自分のいやらしいところが見えてくる。

  本当に自分が嫌いなところを見つけよう。

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  そして、
  嫌なあいつに会ってみる。
  誤解が解けて仲よくなるかも知れない。
  本当の敵が見つかるかも知れない。

  嫌いだということが誤解ではなく、
  本当に嫌いだということを再確認できるかもしれない。
  また、嫌いなところが具体的に明確にわかるかもしれない。
  そして、それはそれでいいかも知れない。

  それから、
  嫌な事をやってみる。
  自分が嫌だと思っていることを、あえてやってみる。
  もしかすると、食わず嫌いで、好きになるかも知れない。

  自分が嫌いなことは、それは自分を第三者的に観れる
  もっとも離れているところかもしれない。

  どうせ嫌いなら、食わず嫌いではなく、
  嫌いなところを明確に認識していた方がいい。

  自分の嫌いなところ、短所に挑戦してみよう!!
  できれば、やり方を変えて、違うほうからやってみよう。
  案外、簡単に克服できるかも知れない。

  できなければ、しかたがない、
  その短所を補う方法を考えよう。
  短所を補えるだけの長所を身に付けよう。

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  自分の好き嫌いを思うことは、決して悪いことではない。
  人間として、一番感情が入ることだから、
  それがあることを恥じなくてもいい。
  そして、それを自分に隠してもしょうがない。

  大事なのは、自分の好きなことと嫌いなことを
  明確に知っておくこと。

  さらに、その奥にある根源である好き嫌いをも、
  徹底的に見つけだして見よう。

  そして、それを解ったうえで、
  人とだけでなく、いちばん近くて遠い
  本当の自分と向き合って生きていこう!!

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