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 ●コラム:僕の究極の夢                かくだよしあき
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  僕の究極の夢は、叶うかどうかわからないけれど、「単位を作ること」。
  W(ワット)やA(アンペア)やG(重力)、Hz(ヘルツ)、C(温度)
  l(リットル)、m(メートル)、¥(円)などのような単位を作りたい。

  僕なりの価値観で、開発したもしくは発見した、僕だけの単位を作りたい。
  例えば、1k(kakuda)または1p(pencil)などという単位を作るわけだ。
  (ちなみに、pencil/ペンシルは、僕の会社の社名です。)

  単位というのは、その人の考え方を数値にすることができ、またその基準
  から、測定方法まで限定され、そして国境を越えて世界中の人に利用され、
  しかも、時代までを越えて永遠に使われるのだ。
  また、次の単位を作るときにも、「1A=100W」のように、互いに関
  連しあい、干渉しあいながら、限りなく永久に利用されていくのである。
  単位というのは、凄くて素晴らしいことなのだ。

  だから、僕がもし、単位を作れたりできたりすると、それは、やっぱり凄
  いことなのである。
  僕の価値観により、僕の考えた測定方法で、僕の基準で表されるのだ。
  すると、こういう会話が生まれてくるだろう。
  「え〜っ!! 100pもするの? すご〜い!」とか「1kp(キロペ
  ンシル)って何それ?! すごいじゃん!」みたいなことだ。

  実は、これは僕が小学生の頃から考えていた夢なのだ。
  いろんな伝記物を読んで、いつかエジソンやベルのようになりたいと思っ
  ていた。
  僕はいつか、自分の名前のついた製品、もしくは自分の名前が単位になっ
  たらいいなぁ、と思うようになっていた。

  彼らのように、世界を変えるような、すごいことはできないかもしれない
  けれど、既にある何かを見つけて、それに自分なりの考えで基準を設けて、
  単位を作れたらなぁ、と思う。
  そして、それが永遠に使われたら、どんなにすばらしいことだろう。
  よく「歴史に名前を残したい」という人がいるけれど、単位を作ることが
  もしかしたら、一番具体的な方法かも知れない。単位を作り、それが、世
  界中で使われ続ける。
  これが、一番確実に自分の名前や考えを残す方法ではないだろうか?!

  僕はいつか、僕なりの単位を作りたい。これが僕の究極の夢である。

  先日、こんなことがあった。
  社員旅行に行ったときに、移動中の車内でみんなでいろいろなしりとりを
  した。「Mac用語しりとり」とか「アニメタイトルしりとり」とか。

  その時、僕が超ハイセンスなギャグ(?)を連発していたのだが、誰にも
  理解できなかった。あまりにギャグがハイセンスすぎて、一般の人には、
  おやじギャグに聞こえてしまうのだ。(う〜ん、不思議だ!)

  そうすると、みんなの間から「帰れコール」が起こってしまった。
  そんな話をして、更にハイセンスなギャグを飛ばしていると、誰かから、
  「10帰れ」とか言われて、そしてそのうちに、1Mk(これは「1メガ
  帰れ」ということらしい・・・)とか、言われるハメになってしまったの
  だった。  
  気がつくと「帰れコール」の「帰れ」は単位となっていて、車内に充満し
  ていたのだった。

  僕の究極の夢であった「単位を作ること」は、とりあえずこれで達成でき
  たのかもしれない。なんて思ったりしていた。
  まぁ、僕が作ったわけではないんだけれど・・・

  もしかすると、単位というのは案外簡単に作れるのかも知れないなぁ〜な
  んて、楽天的に思えてしまって、こうして、社員旅行のおかげで、究極の
  夢へ、さらに1歩近づいたのだった。

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